産業廃棄物の種類【汚泥】

事業活動に伴って排出される廃棄物のうち法令で定められた20種類のものを産業廃棄物といいます。
ここでは、産業廃棄物のうち【汚泥】について解説します。

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【汚泥】とは

産業廃棄物における【汚泥】とは、工場排水等の処理後に残る泥状のもの及び各種製造業の製造工程において生ずる泥状のもので、有機性及び無機性のすべてのもののことです。
汚泥は、業種に関わらずあらゆるあらゆる事業活動に伴って排出される物が産業廃棄物となります。
具体的には、排水処理及び各種製造業生産工程で排出された泥状のもの、ビルピット汚泥、ベントナイト汚泥、洗車場汚泥、建設汚泥などがあります。

環境省の産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(令和4年速報値)によると、【汚泥】の排出量は年間155,659千トンで産業廃棄物全体の42.0%です。また、排出された汚泥の6.7%は再生利用、92.4%は減量化、0.9%は最終処分されています。

業種別の排出量は下水道業が最も多く77,412千トン、次いでパルプ・紙・紙加工品製造業の25,416千トン、上水道業の8,659千トンとなっています。

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