産業廃棄物の種類【金属くず】
事業活動に伴って排出される廃棄物のうち法令で定められた20種類のものを産業廃棄物といいます。
ここでは、産業廃棄物のうち【金属くず】について解説します。
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【金属くず】とは
産業廃棄物における【金属くず】とは、鉄鋼または非鉄金属の破片、研磨くず、切削くず等のことです。
金属くずは、業種に関わらずあらゆるあらゆる事業活動に伴って排出される物が産業廃棄物となります。
具体的には、鉄くず、空かん、古鉄・スクラップ、ブリキ、とたんくず、箔くず、鉛管くず、銅線くず、鉄
粉、バリ、切断くず、切削くず、研磨くず、ダライ粉、半田かす、溶接かす等があります。
環境省の産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(令和4年速報値)によると、【金属くず】の排出量は年間6,153千トンで産業廃棄物全体の1.7%です。また、排出された金属くずの96.4%は再生利用、1.3%は減量化、2.4%は最終処分されています。
業種別の排出量は鉄鋼業が最も多く2,862千トン、次いで金属製品製造業の260千トン、輸送用機械器具製造業の243千トンとなっています。
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