産業廃棄物の種類【廃酸】
事業活動に伴って排出される廃棄物のうち法令で定められた20種類のものを産業廃棄物といいます。
ここでは、産業廃棄物のうち【廃酸】について解説します。
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【廃酸】とは
産業廃棄物における【廃酸】とは、廃硫酸、廃塩酸、有機廃酸類をはじめとするすべての酸性廃液のことです。中和処理した場合に生ずる沈でん物は、汚泥として取り扱います。
廃酸は、業種に関わらずあらゆるあらゆる事業活動に伴って排出される物が産業廃棄物となります。
具体的には、廃硫酸、廃塩酸、廃硝酸、廃写真定着液等があります。
環境省の産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(令和4年速報値)によると、【廃酸】の排出量は年間2,754千トンで産業廃棄物全体の0.7%です。また、排出された廃酸の28.7%は再生利用、69.7%は減量化、1.6%は最終処分されています。
業種別の排出量は飲料・たばこ・飼料製造業が最も多く707千トン、次いで化学工業の516千トン、電子部品・デバイス・電子回路製造業の487千トンとなっています。
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