建設業許可の営業所技術者等になれる国家資格「建設機械施工管理技士」とは?

建設業許可を取得・維持するためには営業所技術者等の設置が必要です。
その要件を満たすための国家資格のひとつに【建設機械施工管理技士】があります。

この記事では、建設機械施工管理技士の概要や建設業許可における役割、資格の取得方法について、行政書士の視点からわかりやすく解説します。

建設機械施工管理技士とは?

建設機械施工管理技士は、建設機械を用いた施工管理のエキスパートとして国土交通省が認定する国家資格です。大規模な土木工事や道路工事、ダム工事、河川工事などにおいて工事を安全かつ効率的に進めるために欠かせない存在です。

建設業許可取得するためには営業所への技術者の配置が必要ですが、建設機械施工管理技士の資格を取得することで営業者技術者等になることができます。

建設機械施工管理技士の取得方法

建設機械施工管理技術検定には1級2級があり、それぞれ第一次検定合格後に第二次検定を受験する必要があります。

受験資格

1級 建設機械施工管理技士
第一次検定 19歳以上(受験年度末時点)
第二次検定①1級第一次検定合格後、実務経験5年以上or特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上or管理技術者補佐としての実務経験1年以上
②2級第二次検定合格後、実務経験5年以上or特定実務経験1年以上を含む実務経験3年以上(いずれも1級一次検定合格者に限る)
2級 建設機械施工管理技士
第一次検定17歳以上(受験年度末時点)
第二次検定①2級第一次検定合格後、実務経験3年以上(建設機械種目については2年以上)
②1級第一次検定合格後、実務経験1年以上

試験日程

申込期間(1級・2級共通)2月中旬~3月中旬
試験日(1級・2級共通)
第一次検定6月中旬
第二次検定(筆記)6月中旬
第二次検定(実技)8月下旬~9月中旬

試験会場

一次検定・二次検定(筆記)
(1級・2級共通)
北海道、宮城、東京、新潟、愛知、大阪、広島、香川、福岡、沖縄
二次検定(実技)
(1級・2級共通)
北海道、宮城、栃木、埼玉、石川、静岡、愛知、兵庫、広島、香川、福岡、沖縄

※こちらに掲載されている情報は過去の傾向を元にした目安です。実際に受験される際は、当該年度の案内をご自身で必ずご確認くださいませ。

建設業許可のご相談は行政書士へ

建設機械施工管理技士を活用した建設業許可取得については、営業所技術者等の配置要件や業種区分の判断が必要です。
当事務所では、建設業許可のスムーズな許可取得をサポートしています。
まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。

投稿者のプロフィール

小川祐樹
神奈川県横須賀市出身・在住の行政書士。
中学受験、高校中退、大検取得、大学卒業を経てホームセンター従業員に。ホームセンターで勤務しながら、完全独学で行政書士試験に合格後、即独立。
家族は妻と娘とヒョウモントカゲモドキ。
行政書士以外の取得資格は、登録販売者、危険物取扱者(乙4)、グリーンアドバイザー等。