産業廃棄物の種類【動植物性残さ】
事業活動に伴って排出される廃棄物のうち法令で定められた20種類のものを産業廃棄物といいます。
ここでは、産業廃棄物のうち【動植物性残さ】について解説します。
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【動植物性残さ】とは
産業廃棄物における【動植物性残さ】は、食料品製造業、医薬品製造業又は香料製造業において原料として使用した動物又は植物に係る固形状の不要物のことです。魚市場、飲食店等から排出される動植物性残さ又は厨芥類は事業活動に伴って生じた一般廃棄物です。
具体的には、動物性残さでは、魚・獣の骨、皮、内臓等のあら、ボイルかす、うらごしかす、缶づめ、瓶づめ不良品、乳製品精製残さ、卵から、貝がら、羽毛等があります。また、植物性残さでは、ソースかす、しょうゆかす、こうじかす、酒かす、ビールかす、あめかす、海苔かす、でんぷんかす、豆腐かす、あんかす、茶かす、米・麦粉、大豆かす、果実の皮・種子、野菜くず、薬草かす、油かす等があります。
環境省の産業廃棄物排出・処理状況調査報告書(令和4年速報値)によると、【動植物性残さ】の排出量は年間2,247千トンで産業廃棄物全体の0.6%です。また、排出された動物系固形不要物の60.0%は再生利用、38.6%は減量化、1.4%は最終処分されています。
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